議会報告

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平成17年6月成田市議会定例会



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一般質問

神崎利一
 
議席番号5番、神崎利一でございます。
私は、本定例会において
1.観光と地域の振興について、
2.小中学校教育における地域格差の解消について、
3.成田赤十字病院のサービス向上についての3項目を質問させていただきます。
私たち議員は、道路や排水の整備、教育、福祉などなど様々な問題について、毎日のように市民の皆様から質問や要望を受けます。
そして私たち議員は、議会の一般質問を通し、あるいは日々の議員活動の中で市民の皆さんの代弁者として、その願いを執行機関である市長にぶつけます。
そこで、ご答弁される市長は、質問者である議員個人にではなく、市民に向かって答えていることになります。
なにとぞ、誠意あるご答弁をお願いいたします。

1. 観光と地域の振興について
成田市には、成田山新勝寺を始め大小様々な観光スポットがあり、多くの人がそこを訪れては、成田のよさにふれて帰ります。
そこでこれら施設の活用について質問いたします。
はじめに坂田ヶ池公園及び房総のむら、風土記の丘などの施設周辺の活用についてです。
天気のよい休日には坂田ヶ池公園には大変な数の来園者があり、滑り台などの遊具の前には順番待ちの長い行列ができるほどのにぎわいを見せておりますし、公園に隣接する千葉県の博物館施設であります房総のむらと風土記の丘などにも多くの来場者が訪れています。
またさらには、近くの民間温泉施設もリニューアルして好評を博しているなど、多くの方々がこの地域に訪れ、家族での楽しいひとときを満喫し、あるいは英気を養って帰って行きます。
しかし、来園者が遠くから来て元気に遊ぶことは結構なことですが、それだけでは、地元また成田市そして成田市民のためにはそれほどの効果はないものです。
集まった人たちにさらに喜んでいただき、また地元の人たちのためにもなにがしの恩恵があれば、さらにこの公園の存在意義が増すと思われます。
そこで市では坂田ヶ池周辺について、観光面からと地元のさらなる振興のために、どのように考えているのかおたずねします。
例えば、県内いや全国的に道の駅などでは地場産の新鮮で安い野菜の直売や地域の特色をだした郷土料理が好評のようですが、
坂田ヶ池公園にこのような直売所や食事処を地元の方々やJAあるいは県立成田西陵高校の協力を得て設置することはできませんか。キャンプ場利用者が必要とするものなども、取りそろえたらどうでしょうか。(ただし、栄町が房総のむら脇で運営している
施設「ドラムの里」と競合しますが。)
また、多くの方が来ることはいいのですが、休日などは駐車場が足りません。交通事故や環境問題も含め、休日に限り成田駅などから(無料)バスを走らせることはいかがですか
次に、観光館の活用についてです。
仲町の成田市観光館は、車で行きにくいためか来館者があまりいません。これは非常にもったいないことでありますので、もっと集客できる魅力を加えないといけないと思います。
例えば、観光館や登録有形文化財指定を受けた大野屋旅館を成田山とも縁の深い歌舞伎や能などの稽古場として貸し出し、多くの方々に見に来ていただくというのはどうでしょうか。
市川團十郎さんや海老蔵さんが参道を歩いたときの人の熱気は大変なものでした。なかなか歌舞伎座まで観劇に行くのは大変ですが、稽古風景を生で見られるとしたら、市内外の多くの人に足を運んでいただけるのではないでしょうか。
日本の古き良き伝統・文化に触れる機会を求めている方は多いと思いますが。
また、先ほどの質問で、坂田ヶ池公園と駅を結ぶバスの運行について触れましたが、これは坂田ヶ池公園に来た人達を門前町成田の参道に引き寄せる効果もあると思われます。
次に、三里塚公園の活用です。
三里塚には、古い歴史のある三里塚公園があります。この公園は、御料牧場として使われていた、いわれのある由緒正しい公園であります。
しかし、近頃は土手が崩れたりして公園としての魅力も消え、訪れる人も無く、朽ち果てようとしています。
これも非常に寂しい話であります。また、遠くから成田山にバスなどで来る方々が口をそろえて言うのは、「成田山にお詣りした後まっすぐ帰るのはもったいないが、どこに行っていいのかわからない」というものです。
そこで、この公園の駐車場を大型バス対応に整備しさらに何か付加価値をつけた公園とする(ミニ道の駅的なものにする)ことで、
成田インターに入る前に立ち寄りたい場所として確立できればと思っていますが、市として何かアイデアはありませんか。

2. 教育について
続いて、少子化による児童数減と学校間の格差についてです。
人口を維持するためには、一人の女性が生涯に産む子供の人数を割り出した合計特殊出生率は2.1必要だとされていますが、
平成元年の1.28となり、今や日本は先進国の中でもっとも出生率の低い国になってしまいました。
この傾向は今後も続き、少子化は深刻な問題となります。また、新たな住宅地の開発や区画整理などにより、急激に人口の増えたところは、入居する家族の年代 も似通っているため、急激な児童生徒増を招き、一時的に教室不足、教師不足が生じますが、これらの子供たちは、また卒業していくのも同じ頃になり、今度は 急激な児童生徒減となります。
これらのことから、旧地区においては入学者が減少し、またニュータウン地区でも全体の人口は減らなくても児童生徒は減っていく。あるいは新たな住宅地では 教室が足りないなど、地域間、学校間で、児童数や教育指導方法に格差、ばらつきが出てくるのではないかと心配しています。
そしてこの傾向は、合併後にさらに顕著に表れます。
そこで考えられるのは、小中学校の統廃合ですが、これについては各学校の歴史や伝統を無視することはできず、地元の理解を得るのも大変かと思いますが、ま ず教育委員会としては、児童生徒数の減ってきている小中学校の統廃合についてどのように考えているかおたずねします。

3.成田赤十字病院へのサービス向上について
3項目目は、成田赤十字病院内の体質改善についてです(職員の派遣)成田赤十字病院は千葉県内唯一の赤十字病院であり古くから北総地区の中核的病院として 多くの皆さんの健康管理はもとよりたくさんの大切な命を救ってきました。病院関係者のこれまでのご努力に対しては、最大限の敬意と感謝の気持ちを禁じ得ま せん。
しかし、現状を見るに719床あるベットは常にいっぱいであり、外来も大変混み、待ち時間が長くなっています。これはこの病院が市民の皆さんにいかに信頼 されているかの一つの証であると思っていましたが、それにしても評判が悪い。待ち時間の長さや駐車場の不便さ、また、医師や事務員までが患者に対する対応 が悪いなどの話をよく耳にします。
成田赤十字病院は市営ではありませんが、成田市としては病院建設に当たり35億円もの貴重な税金を支出し、また近隣の市町村からも多額の補助金が出ていま す。このように多額の税金を使って建設された病院の評判が悪いというのは、市には関係ないと聞き流すことができません。
患者がその体と命を安心して預けることができるのは、決して設備の充実や建物が立派などということだけではないでしょう。もっと精神的なもの、つまりは医 師や事務員への信頼だと思います。お金だけ出せば後はお任せというのでは、納税者である市民に対してもはなはだ失礼、また無責任だと思いますので、医療技 術の向上はもとより、利用者満足度を上げ、喜んで通院するとは言いませんが、少なくても患者に不快感を与えないような対応をとってもらうためには、成田赤 十字病院に対し成田市としてどのような指導ができるのかお聞かせください。
例えば、ここのところの成田市役所の窓口対応などは、大変評判がよくなってきています。先日も市民支援課と社会福祉課を訪れた市民の方と駐車場であったと ころ、「職員の対応が役所らしくなく、親切で非常によかった」とほめて帰りました。これは、市長の日頃の職員教育のたまものと心から敬意を表しますが、そ こでいかがでしょうか、優秀な市役所職員を病院に派遣し、病院内部から意識改革に取り組むというのはできませんか。
再質問:私は、統廃合が難しいということであれば、一つの案として、現在の地域割りによる通学区を見直して、各学校に特色を持たせたうえで、地域にかかわ らない選択制とし、児童生徒と保護者の希望を優先したうえで学校を決めるというのはどうでしょう。この学校は特に音楽に力を入れている。こちらは小学校か ら英語や中国語など語学に力を入れている。またある学校はスポーツで全国大会レベルを維持している。茶道や華道など日本文化に力を入れている。などと各学 校が個性を出し、子供の適正にあった学校を選択できるようにすれば、地域に子供が減っても、よそから来てくれるのではないでしょうか。また、そうすれば私 立に優秀な子供が流出することも防げるのではないでしょうか。
以前から私立の小中学校は授業料が高く、また小さな子供に遠方通学の困難さや受験勉強を強いるのにもかかわらず、大変な人気があります。これは私立学校は独自の教育方針や特色ある授業あるいは礼儀・規律指導などが魅力になっているためだと思います。
また、先日の新聞で、子供の学力低下を背景に全国の特色ある中高一貫教育の公立校が注目され、また大変な人気だと紹介されていました。
そこで、授業料が安い公立学校が中高一貫教育で「受験に力を入れる。」あるいは「ホームステイや留学を取り入れ国際人を育てる」
などの特色を出せば、人気が出るのは当然のことだと思います。
また、外国語教育特区の認定を受けた群馬県太田市では、この春に小中高一貫教育校として「ぐんま国際アカデミー」を開校し、英語の授業はもとより算数、理 科、図工、音楽などもすべて英語で教える英語漬け教育を始めましたが、これも全国から入学希望者が殺到したそうです。個人的にはこれは行き過ぎだと思いま すが、そこまでいかなくても、我が成田市でも市内校のすべてに私立に負けない特色を持たせ、児童・生徒また保護者が学校また先生を選べるという制度を取り 入れられないものでしょうか。もちろん定員の問題もありますので、バランスよく決定するには工夫が必要だとは思いますが。検討の価値はあると思いますが、 いかがでしょう。子供たちは、それぞれの家族の宝であると同時に、成田市そして国の宝でもあります。これからの日本を担っていく子供たちに最高の教育を施 していくことが、我々の義務であります。このようなやり方は無理でしょうか、おたずねします。


第1次質問の市長答弁



1.観光と地域振興策について
①坂田ヶ池公園等について

坂田ヶ池周辺について、観光、更なる地元振興の観点から直売所や食事処などの例示のもとに、市はどのように考えているかとのご質問にお答え申し上げます。
まず、観光の面からは、坂田ヶ池総合公園を「成田市観光ガイド」等のパンフレットで、「情緒溢れる風景 伝説と集いの空間」とし、この施設の魅力を紹介し ており、また、隣接する千葉県立「房総のむら」につきましてもパンフレットでの紹介のはか、「成田国際観光モデル地区」の観光モデルコースの中に盛り込む など、集客のための努力をしているところでございます。
次に坂田ヶ池総合公園を活用した地元振興についてでございますが、公園整備にあたり用地等多大なる協力をいただきました地元へ公園管理の一部をお願いしているところでございます。
また、施設周辺の活用策、振興策についてでございますが地元農民の方、あるいはグループの人たちが、公園の周辺で来園者を対象に野菜等の販売を行っている 状況にあり、市といたしましても、既存施設の活用の中で公園利用者に利便を供与すると共に地元に利益をもたらすような施設運営に努めてまいりたいと存じま す。いずれにいたしましても、先ずは地元の方々と話し合いを行うことが肝要かと存じますので今後、地元関係者の意向を確認するなど作業を進めて参りたいと 考えておりますのでご理解をお願いします。
また、休日における成田駅から無料バスの運行につきましては、今後の研究課題とさせていただきたいと考えておりますので伏せてご理解を賜りたいとぞんじます。
②観光館の活用について
次に、観光館の活用についてのご質問にお答えいたします。
昭和63年4月にオープンしました成田観光館は、成田を中心とした観光の案内業務を行うとともに、成田を訪れる観光客に対し、祇園祭をはじめとする成田の 観光イベントや伝統行事を紹介するなどの各種観光情報の提供を行っております。また、外国人観光客に対しましては、生け花、茶道、書道、琴、折り紙などの 日本の伝統文化を体験していただく「日本の香りをあなたに」を毎月1回開催するほか、茶道や着物の着付けを体験していただく「ティーセレモニー」を毎週1 回開催するなど、より多くの国内外の観光客を誘致すべく努力をして参りました.しかしながら、成田観光館は、開館以来すでに17年間が経過しておりますこ とから、館内の展示施設の見直しや観光映像情報等の更新が急務となっております。このため、先般、市と関係機関などから成る「成田観光館管理運営検討委員 会」を開催し、成田観光館を十分に活用するには、どのような機能をもたせることが有効かについて検討しているところでございます。
つきましては、議員ご指摘の日本の古きよき伝統・文化に触れる機会としての活用や市民活動の場としての活用などを含め、参道の活用化の一役となる効率的な運営について、検討して参りますのでご理解を賜りたいと存じます。③三里塚記念公園の整備について
次に、三里塚記念公園を観光・教育施設に耐えうる施設として整備の考え方が無いかとのご質問ですが、本件につきましては、地元区より過去2回の要望を頂 き、この要望に沿って改修基本計画を策定し、平成15年度にトイレの立て替えを実施したところでございます。本公園は、貴重なる市の観光資源であることは 市としましても、認識しておりますので、今後につきましても、ご質問の内容を踏まえ順じ整備を進めていきたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと存じ ます。

2.教育問題について
児童生徒数の減少している小中学校の統廃合についてどのように考えているのか、とのご質問にお答えいたします。本誌における児童生徒数は、昭和60年頃を ピークに穏やかな減少傾向がみられ、地域間により学校の小規模化と大規模化とが同時進行し、学校規模の格差が拡大しているのが実情であります。
小中学校の統廃合につきましては、それぞれの学校がその地域のコミュニティにとって重要な役割を果たしており、特に周辺地域の小学校においては進学距離や 安全確保が問題となるため、ただちに保護者の皆様のご理解、地域の皆様のご理解を得ることは困難であることから、通学区域の弾力化や様々な可能性につい て、学区審議会などに諮りながら検討してまいりますのでよろしくお願いいたします。

3.成田赤十字病院のサービス向上
成田赤十字病院のサービス向上のご質問にお答えします。
成田赤十字病院に対する市民からの苦情につきましては、成田市へ寄せられるもののはか、議員の皆様が把握したものもあると聞いております。
成田市に寄せられた苦情につきましては、成田赤十字病院に事実関係及び改善策等につきまして照会するとともに、定期的に開催しております「成田赤十字病院 運営協議会」の議題とし、関係者の認識を深めるとともに改善策について議論しているところでございます。このように、成田市が把握した苦情につきまして は、その都度関係者間で協議し、待ち時間の短縮など一定の改善が図られております。しかしながら、35億円の助成により、市民病院的病院としての位置付け しているなか、ご指摘のように、現在も苦情が見受けられることは、遺憾に感じているところでございます。いずれにしましても、市民が成田赤十字病院を信頼 し安心して医療を受けることができるなど、満足を実感できるような病院へと自ら変化することが重要であるものと考えておりますので、「成田赤十字病院運営 協議会」での協議を重ねるとともに、全職員の意識改革が図れるよう、職員の接遇研修制度のあり方や、信頼向上策について、成田赤十字病院に要望してまいり たいと考えております。また、職員派遣につきましては、信頼される病院づくりに自ら取り組む姿勢が重要と考えておりますので、現状では必要に応じた協議を 重ねつつ、成田赤十字病院が、どのように改善していくのかを見守っていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。


再質問



1.少子化による児童数減と学校間の格差について
私も、統廃合が難しいということであれば、一つの案として、現在の地域割りによる通学区を見直して、各学校に特色を持たせたうえで、地域にかかわらない選 択制とし、児童生徒と保護者の希望を優先したうえで学校を決めるというのはどうでしょう。この学校は特に音楽に力を入れている。こちらは小学校から英語や 中国語など語学に力を入れている。またある学校はスポーツで全国大会レベルを維持している。茶道や華道など日本文化に力を入れている。などと各学校が個性 を出し、子供の適正にあった学校を選択できるようにすれば、地域に子供が減っても、よそから来てくれるのではないでしょうか。また、そうすれば私立に優秀 な子供が流出することも防げるのではないでしょうか。
以前から私立の小中学校は授業料が高く、また小さな子供に遠方通学の困難さや受験勉強を強いるのにもかかわらず、大変な人気があります。これは私立学校は独自の教育方針や特色ある授業あるいは礼儀・規律指導などが魅力になっているためだと思います。
また、先日の新聞で、子供の学力低下を背景に全国の特色ある中高一貫教育の公立校が注目され、また大変な人気だと紹介されていました。
そこで、授業料が安い公立学校が中高一貫教育で「受験に力を入れる。」あるいは「ホームステイや留学を取り入れ国際人を育てる」などの特色を出せば、人気が出るのは当然のことだと思います。
また、外国語教育特区の認定を受けた群馬県太田市では、この春に小中高一貫教育校として「ぐんま国際アカデミー」を開校し、英語の授業はもとより算数、理 科、図工、音楽などもすべて英語で教える英語漬け教育を始めましたが、これも全国から入学希望者が殺到したそうです。個人的にはこれは行き過ぎだと思いま すが、そこまでいかなくても、我が成田市でも市内校のすべてに私立に負けない特色を持たせ、児童・生徒また保護者が学校また先生を選べるという制度を取り 入れられないものでしょうか。もちろん定員の問題もありますので、バランスよく決定するには工夫が必要だとは思いますが。検討の価値はあると思いますが、 いかがでしょう。子供たちは、それぞれの家族の宝であると同時に、成田市そして国の宝でもあります。これからの日本を担っていく子供たちに最高の教育を施 していくことが、我々の義務であります。このようなやり方は無理でしょうか、おたずねします。

2.ドクターヘリの配備について
職員派遣についてはよくわかりました。 それでは、ハード面からのレベルアップについてご質問します。
以前私は、国際空港を有する我が成田市には、航空機災害や海外からの感染症への対応など特殊事情もあることから早急な総合病院建設あるいは高度医療体制の 必要性について質問させていただきましたが、千葉県の保健医療計画の制限などから新たな病院建設は困難であるとのご答弁をいただいています。
隣の富里市では、旧ダイエー跡地への再度病院建設の署名運動の動きも耳にします。
そこで、今回は既存の成田赤十字病院の救命率を上げるために救急用ヘリコプター、いわゆるドクターヘリの配備とそれに対応した救急体制の整備についておた ずねします。先の新潟中越地震などの大災害時に救急救助活動として自衛隊などのヘリコプターが活躍していることはテレビニュース等でもよく見ると思います が、大災害時のみではなく、平時の救急にももっとヘリコプターを使える救急体制の整備を考えるべきだと思います。印旛村にある日本医科大学付属病院では、 全国でまだ7県8機しか配備されていないドクターヘリが配備されています。
北総地区の基幹病院であると自負する成田赤十字病院にも同じようなドクターヘリを配備しませんか。
ヘリポートの整備されている、成田赤十字病院でも同じような救急体制は取れないものでしょうか。
おたずねします。


再質問の回答



1.少子化による児童数減と学校間の格差について
各学校に特色を持たせて、学校を選択できるようにしてはどうかについてのご質問にお答えいたします。
特色ある学校づくりは、現在、各学校の実情に応じて進めていますが、これを一層推進することで、学校を選びたいという希望がでることが予想されます。学校 の選択制を実施している先進事例では、学区制度を基本としており、利点として、学校の活性化、保護者の意識高揚などがあげられています。しかし一部の学校 への集中や学校規模の格差拡大、地域の連帯感の希薄化などの問題点もあり、課題も多いことから導入するには十分に検討を諮る必要があります。教育委員会と いたしましては、通学区域の一層の弾力化について検討を進めるとともに、学校を選択することについては、様々な情報を収集し、本市の実情に応じた可能性な どについて、学区審議会等にお諮りしながら検討してまいりますので御理解のほど宜しくお願いいたします。

2.ドクターヘリについて
神崎議員の成田赤十字病院への救急用ドクターヘリの配備についてのご質問にお答えします。
ドクターヘリは、平成11年から1年半にわたり、当時の厚生省の試行的事業として神奈川県と岡山県の大学病院で運行しました。この結果、高い救命効果と後 遺症の軽減がえられたとして、平成13年度から康生労働省の「ドクターヘリ導入促進事業」が開始され、「5年間で30機」という当初目標のなか、現在、千 葉県のほか、神奈川県、静岡県、愛知県、和歌山県、岡山県、福岡県の7ヶ所で事業展開されております。
日本医科大学付属千葉北総病院基地局とした千葉県ドクターヘリ事業は平成13年10月1日から開始され、遠くは君津、東葛北部など半径50km圏に、出動 要請からやく15分で到着しております。本市は概ね分で到着する圏域に位置しており、平成16年4月から9月までの半年間の本市への出動件数は11件と なっております。ドクターヘリ配備については、相当の維持運営費を要するとともに、基地となる病院では救急専任医師等の確保やベットの確保などの負担増が 伴うとされています。その運営費については、必要経費の3分の2を国が、3分の1を県が負担しており、平成16年度の国及び千葉県の補助予算は1億 6994万円となっております。
このようなことから、救急専任医師の確保や財政面等を考慮した場合、国・県のレベルで総合的な検討が必要なものと考えておりますので、成田赤十字病院にドクターヘリを配備することは、非常に難しいものと考えられますので、ご理解を頂きたいと存じます。

要  望



御答弁有難うございました。
教育問題は今後も学校審議会等で検討されると言う事ですが深刻な問題ですので是非、児童生徒の良好な教育環境などに配慮し、尚、一層積極的に取り組みをお願い致します。
そして、成田赤十字病院の問題も非常に厳しい質問をさせて頂きましたが市民の声として受け止めてくださいませ。
次に、坂田ヶ池、観光館、三里塚公園の要望をさせて頂きます。

<要望>
1.坂田ヶ池、観光館、三里塚公園について
坂田ヶ池については、ただ今のご答弁からは、来園者が多く、地元からも強い要望が、出ていないという現状に満足していると言うような感じを、受けますが、 パンフレットに照会してあるからちか、地元農家の人たちが、独自に野菜販売を行っているからと言うのでは、余りにも消極的ではありませんか。市内では、新 勝寺の協力もあり数々の祭りや、イベントが行われています。この地域でももっと房総のむらとの協力で新聞、テレビで、照会されるようなイベントを開催する とか、朝市の開催や、野菜販売の場所を地元の人に、貸すと言うのは、出来ませんか。また、バスについては、駅近くから出ますが、帰りは門前付近で降りるよ うにすれば、自然と新勝寺に、お詣りしたり、参道を歩いたりするように誘導できるとおもいますが、参道活性化のためにもすべきと思います。次に、観光館に ついては、今までも色々やっているようですが、効果については、今ひとつかなと、感じています。表参道整備事業費として役15億円を投入して、電源地中 化、セットバック事業で、景観も整備されて、素晴らしい町並みになったので、私は、成田山参拝観光バスを、JR成田駅で降ろし、参拝者に、参道を歩いて頂 いたらと提案したいです。そうすれば、観光館や参道のお店にも、活気が出ます、参道を歩けば、色々とアイデアが浮かびます。ぜひ歩いてみませんか。
三里塚記念公園については、平成12年に地元の、体育協会により、テニスコートの整備要望の中で、テニスコートの移転が伴った場合、本城地区に有る、遠山 スポーツ広場に隣接した、市有地に選定して頂ければと言う、要望がありますので是も、移転を考慮し、大型バスの駐車場を整備し学生の遠足にも活用して頂け ればと思います。特に、皇室の方々を始め、終戦時は天皇皇后様まで宿泊した、貴賓館や、また、マロニエの並木道もあり、成田市にとっても、貴重な財産であ ると思います。
せっかくトイレを新しくしたなら、もう少し投資して、人を呼び寄せたらどうでしょう。
以上を要望致します。

       易経の教えに

         「天行は健なり、君子は以て(もって)、自ら勉めて息まず(やまず)」

         という一節で、太陽や月(天の運行)が、一時もとまることなく規則正しく進む
         ように、我々も困難なときも挫けず平穏なときも倦まず、自ら叱咤激励しなが
         ら、高い志に向けて弛まぬ努力を続けなければならないと言う意味の言葉です。


私の質問に御協力くださった議場にいる執行部の皆様、そして隣の部屋で私の発言を一言一句聞いてくださった職員の方々、どうか市民そして未来を背負った子供達の目線に立ち、市政に精励されますよう、お願い致します。
以上を以て私の一般質問を終わらせて頂きます。